水分の出納帳から見る水分のとり方

水分の出納帳から見る水分のとり方

1日の水分出納

大塚製薬株式会社さんのポカリスウェットのページに、 体内で起こる一日の水分の出納表がありました。 http://pocarisweat.jp/hydration/sweat-role/
吸収される水分量(収入) 排出される水分量(支出)
 食物 1.0L 尿 1.5L
飲料水 1.2L 大便 0.1L
体内で作られる 代謝水 0.3L 皮膚から呼気などで 失われる水分 0.9L
合計 2.5L 合計 2.5L
非常に優れたバランスシートですね。

一日の必要水分量

これによると、飲料水は一日に1~1.5Lを目安に取るのが良いようです。 もちろん、運動したり、炎天下で長時間作業した場合などはこれに限りません。 これからの季節は気温もさることながら、エアコンでドライ機能を使用するなど、 知らず知らずの間に水分が失われていることが多くあります。

積極的な水分補給を。

 

一般的には、のどの渇きを感じたら脱水症状の始まりといわれます。 積極的に水分を補給して下さい。 特に、お年寄りと子どもには注意が必要です。 お年寄りは一般的に喉の渇きを感じにくくなっていますし、 子どもは大人よりも、体重に対して多めの水が必要といわれます。(なにより、遊びに夢中でのどの渇きを忘れています。) 気づかないまま熱中症・・・なんてこともあり得ますので、 積極的な水分補給を促してください。

おススメの水分のとり方

面倒臭いから、一日の水分を一気に取ってしまおう・・・これは絶対にやめてください。 利尿作用量を超えるスピードで水分を摂取してしまうと、 体内の水分割合が崩れて「水中毒」になり、最悪の場合死んでしまうこともあります。 また、冷たい水を飲み過ぎるのも注意です。体を冷やす原因となります。 できれば常温の水を100ml~200mlずつ、のどの渇きを感じる前に摂取してください。   夏になる前に、今一度ご自分の水分のとり方を見直してみてください。