夏こそ湯舟でがおすすめ!
こんなに暑いのに、湯舟になんかはいっていられないよ! 一日3回、シャワー浴びてるから綺麗だと思うよ? シャワー派の方は、良くこう言います。 でも、おススメするには訳があるんです。
汗腺を鍛える
汗の出る口を汗腺といいますが、
汗腺を鍛えることによって暑さに適した汗をかくことができるようになるんです。 そもそも、日本には四季があります。 寒さに慣れてしまった体を、夏に適した体に作り上げていかなくてはなりません。 当然ながら、夏は暑いですよね。 温度上昇に伴って、汗をかく量を増やして、その気化熱で体温を下げることをしなければなりません。 そのため、は夏に向けては発汗量を増やしていく必要があります。
その発汗量を増やしていくのには、お風呂が最適なわけです。 実際、 左腕だけを42~43℃のお湯に一日2時間ずつ浸ける実験を2週間繰り返したところ 左腕の汗腺だけが訓練され、他より多くの汗をかいたという実験があります。 ただし、この実験のように、2週間高温のお湯に2時間入り続けるわけにもいきません。 また、遠赤外線で温めたのでは効果がなかったそうですので、
時間をかけて、ゆっくりと体を夏に向けて準備していく必要があります。
ベトベト汗をサラサラ汗に
さらに、汗をたくさんかくことができるようになると、 もう一つの効果が期待できます。
汗がベトベトしにくくなる という効果です。 実は、汗腺を鍛えてあげることで、汗腺の持つ塩分の再吸収能力が上がります。 その結果、汗の塩分濃度が下がるという効果が見込めるのです。 塩分濃度の高い汗は、 その塩分が持つ吸水性によって蒸発しにくい傾向があります。
そのためベトベトしやすく、そこにホコリやチリがついてしまうと不快なこと極まりない状態になってしまいます。 汗腺を鍛えることは、サラサラの汗をかくことにも効果的であるといえるでしょう。 湯舟につかるとリラックス効果も期待できますので 毎日つかることを習慣にしたいですね。 参考文献:「汗の常識・非常識 汗をかいても痩せられない!」 著者: 小川徳雄 発行所 : 講談社 発行 : 1998年6月20日 第1版 pp.107-111