汗で服の色が変わってしまう!?
汗かいて、色が変わった。。。 汗かいてるのがバレる・・・ 別に何の問題もございませんが、ちょっと恥ずかしいという風潮がありますよね。 そもそも、どうして服の色が変わるんでしょうか? また、その対策はどうすればいいのでしょうか? 今日はそのお話しをしたいと思います。
汗で服の色が変わる理由
汗で着ている服の色が変わる。 その場合、服の色は濃くなります。 一部だけ服の色が濃くなっていると、あぁ、汗かいたんだな。と分かってしまう訳です。 色が変わってしまう最大の理由は、
光の反射量の変化です。 そもそも、人が色を識別できるのは、 光の反射量を識別できるためといわれています。 多くの光を反射すると白く見え、光の反射量が少ないと黒く見えるという仕組みです。 汗をかいた場合はどうなるでしょう? 服に水分がしみ込むことにより、 表面に水の膜が出来たり、それまで毛羽だっていた微細な毛が寝たりします。 そのことで、乱反射が起こりにくくなります。 このため、光の反射する量が減り、結果、色が濃く見えるというわけです。
どんな服を選べばいいの?
なるほど、理由はわかった。ではどうすればいいの? 汗をかいた部分と、そうでない部分とで色が変わるわけですので、 乱反射がばれにくい服を着ればいい訳です。 ポイントを4つ挙げてみます。
1、色を選ぶ
中間色を避けてお選びいただくことをお勧めします。 グレーやカーキなどの色は、色が変わりやすいことで有名ですよね。 水色やピンク等の中間色も色が変化しやすいので、 気になる方はできるだけ避けてください。
2、柄物を選ぶ
無地のものはできるだけ避けて、柄物をお選びいただくことをお勧めします。 柄物の服は、そもそも部位によって色が違っています。 だから、汗をかいてその部分の色が変わってしまっても、 目立つことは少ないといえます。
2、生地種類を選ぶ
表面がフラットな生地は、濡れたときに差がわかりやすいです。 (目立ちやすい例:ブロード織のワイシャツ) ですので、生地自体に織り方や編み方で生地の表面に表情のある生地を 選ばれることをお勧めします。 分からなければ、触ってみて表面が多少ぼこぼこした生地の方が、 目立ちにくいと思ってください。 また、光沢感のある生地の方が、目立ちにくい傾向にあるといえます。
3、繊維の種類を選ぶ
最後に、繊維の種類です。
吸湿性の良い天然素材は避けて頂くことをおススメします。 特に、綿製品はその吸湿性から夏の服にもよく使われますが 汗染みという面からいくと、一番目立ちます。 なんせ、汗を保持してくれますから。 ですので、できればポリエステルなどの化繊を選んでください。 化繊はその素材自体の吸湿性はほとんどありません。 そのため早く乾いて汗染みが目立ちにくいです。 上手に服を選んで、汗を気にせずに過ごせるようにしたいですね。